車中泊DIYベース車としての商用車の価値

ベース車

車と言ってもざまざまなタイプがあります。その中でも自分好みの車中泊仕様にDIYしていく場合は商用車が圧倒的に有利だと思うので、今回はその辺りを考察します。

目次

車中泊DIYベース車としての商用車の価値

内装の簡素さは最大のメリット

ボンゴ内装
ボンゴ購入時の内装

商用車といえば最大限にコストを削減するために乗り心地や居住性を犠牲にしているイメージがあり、まさにその通りだと思います。内装は薄い材が部分的に貼ってあるだけで荷室はほとんど鉄板剥き出しでスピーカーがショボかったり断熱性能が悪かったりと、そのままでは乗用に適していません。あくまで荷物を運ぶための車として売られています。

ただ、自分好みの内装にDIYしていくにあたり、この最低限の内装であることが最大のメリットになります。今回の記事に書いていくように、内装を全て剥がして作り直していく場合、乗用車(または商用車のハイグレード仕様)の場合、内張が分厚く荷室内に満遍なく張られているため剥がす作業がとても大変だし、高級な内装を剥がすのはとても勿体ないです。

その点商用車のような簡素な内装の車であれば内装を剥がす作業は比較的ラクですし、車体価格も格段に安いというメリットがあります。50を壊して0にしてから100を作るより10を壊して0にしてから100を作る方が断然効率がいいです。

さらに、内装を作り替える前提でベース車を選ぶのであれば購入する時点でいくら内装が汚れていても問題ではなく、むしろそれによって価格が下がっている可能性も高いので都合がいいと思います。私たちが購入したボンゴも荷室の内装材はヤニの臭いが付いていたり床も汚れていましたが、39万円という破格で購入することができました。

貨物車(1or4ナンバー)であるメリット

一般的に乗用車は3または5ナンバーで、商用車は1(中型貨物)または4(小型貨物)ナンバーです。今回私たちがやるような、内装を剥がして作り替えるようなDIYでは乗用車は不向きです。理由として、自動車の乗用部分は保安基準がとても厳しいからです。

例えば座席や内張の素材には難燃性の素材を使用する必要があります。キャンピング登録する場合は難燃性の素材を使うことは必須要件ですが、貨物車の荷室部分を車中泊仕様にする場合は特にそのような要件はありません。貨物車は車内面積の半分以上が荷室であるということが要件であり(他にも要件はありますが)、特に内装の素材を気にする必要が無いのは自由にDIYする上ではメリットになり得ます。

なので、貨物車をベースに改造を始め、1ナンバーの一部のベース車でキャンピング登録を目指せる車両且つキャンピング登録した方が経済的メリットが多い場合はキャンピング登録を目指し、そうで無い場合は貨物車登録のまま車中泊仕様を楽むのがいいと思います。

私たちの場合は1ナンバーのキャラバンを改造した際はキャンピング登録を目標として改造しましたが、車検当日に車内高を測って要件の160センチに満たなかったため1ナンバーのまま車検を通しました。8ナンバー(キャンピング登録)か1ナンバーかは維持費の面では旅のスタイルなどによって良し悪しが別れますが私たちの場合はトータルで1ナンバーの方が維持費が安そうだったのでいいのですが、8ナンバーを自力で取得するのはやはりカッコイイので少し後悔しています。

今回のボンゴは4ナンバー(小型貨物)で、キャンピング登録の車内高要件は満たせないので、最初から貨物車登録で乗り続けることを前提にDIYを進めていく予定です。

車のナンバーと維持費、キャンピング登録の要件などに付いては追々記事にまとめてみようと思います。

セカンドシートを取り払うと自由度が格段に上がる

キャラバンのセカンドシートを外すと広大なスペースが出現

商用車(貨物車)は初期状態ではほとんどがセカンドシートが付いています。しかしグレードの低い商用車のセカンドシートは往々にして薄っぺらくて乗り心地の悪いモノが多いです。それはセカンドシートを取り払う理由の一つですが、最大の理由は荷室の面積が増えることです。

3~4名以上で使用する場合はセカンドシートが必要になりますが、そうで無い(2名以下で使用する)場合はセカンドシートを取り払った方がイイです。

セカンドシートを取り払うことで運転席と助手席より後ろが全て荷室(車中泊仕様)にできます。その広大なスペースにベッドやキッチンを作ることができるので限られたスペースを有効に使うことができます。

私たちの場合はたつおと海子の2人で車中泊を楽しむためにDIYをしているので、過去に改造したキャラバンや今改造中のボンゴは納車後すぐ、あるいは納車前にセカンドシートを取り払って構造変更(乗車定員変更)をした上で改造を進めています。