先に言ってしまうと、大満足でした。
10年落ち、走行距離12万キロのボンゴを購入してまず感じたのが、“エアコン超臭い” ということ。車のエアコンは冬は暖房、夏は冷房と、ほぼ1年中使うのでこれが臭いと車中泊旅する上で大問題間違いなし。ということで今回はエバポレータークリーナーというものを使ってエアコン洗浄した内容になります。ボンゴのDIYはほとんどYoutubeの動画に上げてますが、今回のは動画にしてない内容になります。
クイックエバポレータークリーナー
エアコン洗浄についていろいろ調べてて出てきたのが、こちらです。
まず、エバポレーターってなんだ?ってなると思いますが、エバポレーターは簡単に言うと冷風を出すためにの空気を冷やす装置のことです。冷房の空気の流れとしては1. エアフィルター 2. ブロアファン 3. エバポレーター 4. 出口 になります。※ちなみにボンゴバンにはエアフィルターないです(爆
このエバポレーターというのが風通しが悪い構造になっていてエアコンを稼働してない時やエンジン停止時などに雑菌が湧きまくって悪臭の原因になるみたいです。
今回のボンゴの悪臭の原因がエバポレーターなのかどうか、実際に洗浄してみるまでわかりませんでしたが結果的にはエバポレーターを洗浄することで悪臭は完全に消え去りました。もしこれで臭いが消えなかったら業者に頼もうと思っていたところ、超簡単に自分で解決することができたので、この方法は全力でお勧めしたいです。
エアコン洗浄の手順
※ボンゴバンで作業した内容を元に解説します。
差込み口を確保する
実際の説明書はこちらです。
助手席前のクローブボックスを外すと、こんなものがあります(下の画像の赤い円)。ボンゴの場合はこれを外すとエアコンの空気の通り道に通じていることが分かりました。(エアフィルターはありません)
上下にある2個のネジで固定されているのでドライバーで外します。下のネジはダッシュボードのフレームが迫っており普通のドライバーでは回せないので要注意です。このようなネジはフレキシブルシャフトというドリルビットがあると外しやすいと思います。
このネジを外すと、銀色の板が出てきました。繋がっていたカプラーも外しておきます。(最初に外した方が○)
これで差込口の確保は完了。
エバポレータークリーナーの準備
次の手順はこちらです。
ノズルを缶に差込み…
ノズルホルダー(青いプレートの)にノズルをハメて、両面テープを剥がします。
ノズルの先端を穴に突っ込み、ノズルホルダーを適当な場所に固定します。
これで準備完了。
エアコンの設定
続いてエアコンを設定します。(※重要)
説明書通りに(下記のように)設定します。
- 正面から風が出るモード(AUTOモードはNG)
- 吹き出し口全開
- 最低温度
- 風量最大
- AC OFF
- 室内循環
ボンゴだと下の画像のようになりました。説明書にはありませんが、この時点でエンジンかけてエアコンを始動します。
エバポレーター洗浄
ついに洗浄開始。
容器を垂直に置いた状態でスイッチを下まで完全に押し下げます。約3分で噴射が終わります。
噴射が止まったらノズルとスプレー缶本体を車外に出し、ACをONにして引き続き冷房を5分間動かします。この5分間の間に外していたフタを戻します。AC ONで稼働させることでエバポレーター内部に発生する結露水が汚れを洗い落とす段取りらしいです。
で、その汚れは車の下に滴るらしいです。
下の画像は、ACをONにした様子。
ボンゴの場合は下の画像のようにフタとカプラーを戻さないとACがONになりませんでした。(作業中少し焦った)
車の下に汚水が滴ると聞いて、バケツを設置しておきました。結果、少しだけ水が落ちてました。そして、説明書の⑦の防臭剤を貼るというのは作業時見落としていて、この防腐剤は捨ててしまいました。
目的のエアコン洗浄はできたのでヨシとします。
エアコン洗浄後の経過
作業完了直後はエバポレータークリーナーの香りが車内に充満していたので、しばらく窓全開で換気しました。が、運転時にエアコンを起動すると再びクリーナーの香りがエアコン口から出てきてかなりキツかったと記憶してます(窓全開必須…)
それを何回か繰り返した後で、徐々に匂いは消え、最終的にはエアコンが無臭になりました!
この作業はボンゴ納車直後の2020/04/19に実施したので、本記事執筆時点で10ヶ月以上経過していますが、今でも無臭状態を継続しています。
換気やエアコン設定など注意すべきことはありますが作業自体はとても簡単で、得られる効果も期待通りの大満足なDIY?でした。